
一日の疲れを癒やす睡眠は、心と体を整える大切な時間。
それなのに「いびき」が原因で、パートナーが眠れなかったり、家族がストレスを感じているとしたらどうでしょうか?
自分では気づきにくい“いびき”という存在は、じつは家族関係や日常の快適さに影響を与える無視できない問題です。
最近では「いびきが原因で寝室を別にした」という夫婦も少なくありません。
音のストレスは想像以上に大きく、眠れない時間が続けば、日中の集中力や感情の安定にも支障をきたしてしまいます。
大切な人と、安心して過ごす“静かな夜”を取り戻すために。
この記事では、いびきの仕組みと、マウスピースによる有効な対策方法について、わかりやすくお伝えします。
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いびきの正体は“空気の振動”
いびきとは、睡眠中に空気が通る「上気道(鼻や喉の通り道)」が狭くなり、その部分を空気が通過するときに周囲の粘膜が振動して出る音です。
つまり、いびきは「呼吸の通り道に問題があるサイン」とも言えます。
その原因はさまざまで、鼻づまりや花粉症による鼻呼吸の障害、喉まわりの筋肉の緩み、過度な飲酒、肥満、仰向けで寝る姿勢などが挙げられます。
特に加齢や疲労が重なると、筋肉がゆるみやすくなり、いびきが発生しやすくなります。
一見ただの「音」ですが、実は重度の場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を伴っているケースもあり、放置するのは非常に危険です。
寝ている間に何度も呼吸が止まり、体は十分な酸素を取り込めず、睡眠の質が著しく低下してしまいます。
いびきは「音の問題」だけじゃない。家族の睡眠にも深刻な影響を
いびきをかいている本人は眠っているため、自覚がないことがほとんどです。
その一方で、隣で寝ているパートナーや家族は、いびきの音に悩まされていることがあります。
「眠れない」「何度も目が覚める」「耳栓をしても効果がない」——。
こうした小さなストレスが積み重なることで、日中のパフォーマンスが下がったり、パートナーとの間に無言の距離感が生まれてしまうこともあるのです。
さらに、いびきをかく本人自身も、睡眠の質が低下することで疲れがとれず、日中の眠気や集中力の低下を感じていることが少なくありません。
つまり、「いびきの悩み」は他人事ではなく、二人の生活全体に影響を及ぼす問題なのです。
マウスピースで呼吸の通り道を確保。いびきを軽減する医療的アプローチ
こうした悩みに対して、近年注目されているのが「スリープスプリント」と呼ばれる医療用マウスピースです。
これは、下あごをやや前方に出す形状で作られており、睡眠中に喉の奥の気道が潰れにくくなり、いびきの発生を防ぐ仕組みです。
特に軽度〜中等度のいびきや無呼吸症候群には、高い効果があることが臨床研究でも明らかになっています。
歯科医院で歯型をとって作成するため、自分の口にぴったりフィットし、装着時の違和感や呼吸の妨げも最小限に抑えられます。
「いびきを治す」のではなく、「いびきを軽減させる」ためのサポート装置。
しかも薬ではなく、自分の体に合わせた“物理的なケア”なので、副作用の心配もなく、習慣として取り入れやすいのが特徴です。
“静かな夜”が戻ると、毎日の暮らしが変わる
マウスピースを装着することで、実際に「パートナーがぐっすり眠れるようになった」「寝室を別にせずにすむようになった」という声は少なくありません。
音のストレスがなくなることで、家族の間に安心感が生まれ、関係性まで改善されたという例もあります。
さらに、いびきをかいていた本人自身も「目覚めがスッキリした」「日中の眠気がなくなった」と効果を実感するケースが多数。
睡眠の質は日々のパフォーマンスや美容、健康にも大きな影響を与えます。
つまり、マウスピースによる対策は、自分と家族の両方を守るケアなのです。
日常の工夫も大切。いびきを悪化させない生活習慣を
マウスピースは非常に有効な対策ですが、日々の生活のなかにもいびきを軽減するヒントはたくさんあります。
たとえば、就寝前にアルコールを控える、仰向けではなく横向きで寝るように心がける、鼻づまりを解消する環境づくりなどが挙げられます。
また、睡眠中に口呼吸になりやすい方には「マウステープ」の併用もおすすめです。口が開いたままだと喉が乾燥し、いびきが出やすくなるため、軽く口を閉じるサポートをしてあげるだけで音が静かになることがあります。
さらに重要なのは、医師や歯科医に相談すること。
「最近いびきがひどい」「朝起きても疲れがとれない」「パートナーから指摘される」といった場合は、スリープスプリントの作製を含め、専門的な診断を受けることが最も確実な第一歩です。
まとめ:音のない夜が、2人の毎日をもっと心地よくする

いびきは単なる「音の問題」ではありません。
眠っている間に起こることだからこそ、自分では気づけず、周囲が静かに苦しんでいることもあります。
でも、解決の糸口は意外と身近にあります。
マウスピースという選択肢を取り入れるだけで、あなた自身も、隣で眠るパートナーも、驚くほど心地よい夜を迎えられるかもしれません。
「寝ているだけ」で誰かを困らせないために、そして自分の健康と睡眠の質を守るために。
今夜から始める“静かな夜”の第一歩を、ぜひ踏み出してみてください。
