
「マウスピースがなんだか臭う……」
そう感じたとき、あなたはまず何を疑いますか? 洗い方が甘かった?保管ケースが不潔だった?もちろんそれらも原因の一つではありますが、意外と見落とされがちな要因に「鼻の通りの悪さ」=鼻づまりがあります。特に、花粉症やアレルギー性鼻炎に悩まされる方にとって、この視点は非常に重要です。
関連記事
・マウスピースが臭い!その原因と今日からできる対策とは?
鼻づまり→口呼吸→乾燥→菌繁殖という“においの連鎖”
鼻が詰まると、人は自然と口で呼吸をするようになります。これが口呼吸です。
口呼吸になると、唾液による保護膜がうまく機能せず、口腔内が乾燥しやすくなります。この乾燥状態は、実は菌にとっては非常に好ましい環境です。
マウスピースを装着している状態で長時間口呼吸を続けていると、内部の湿度バランスが崩れ、菌の繁殖が活発になり、嫌な臭いの原因物質が作られてしまうのです。
つまり、花粉症などによる鼻づまりが原因で、マウスピースの臭いトラブルが起きやすくなっている――という、あまり知られていない“臭いの連鎖”があるのです。
花粉症シーズンは臭いリスクが高まる
春先になると、スギやヒノキの花粉が飛び交い、多くの人が鼻づまりに悩まされます。
また秋には、ブタクサやヨモギなどの雑草系花粉が影響する人も多く、この時期も同様に注意が必要です。
このような季節は、日中も寝ている間も口呼吸が増えがちで、マウスピースの衛生環境が大きく左右されます。
さらに注意すべきは、花粉症の治療薬としてよく使われる抗ヒスタミン剤の副作用です。
これらの薬は、唾液の分泌を抑える作用があるため、ただでさえ乾燥しやすい口腔内が、さらに潤いを失い、雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうのです。
「朝のマウスピースが臭う」それは体からのサインかも
花粉症シーズンになると、「朝、マウスピースを外した瞬間に嫌な臭いがする」と感じる人が増えます。
これは単なる洗浄不足ではなく、睡眠中の口呼吸が習慣化してしまっているサインかもしれません。
この状態が続くと、マウスピースだけでなく、自分の口臭や歯周環境にも悪影響を及ぼすことになります。
さらに、臭いが素材に染みついてしまうと、通常の洗浄では取りきれない“こもった臭い”が残るようになり、毎日の装着がストレスになってしまう可能性もあります。
「マウステープ」で口呼吸対策をサポート

このような状況を改善する一つの方法として、最近注目されているのが「マウステープ」の活用です。
マウステープとは、寝ている間に口が自然と開いてしまうのを防ぐために唇に貼る専用のテープのこと。
口が開かないようにサポートすることで、鼻呼吸を促し、口内の乾燥や雑菌繁殖を防ぐことができます。
市販のマウステープは、肌にやさしい素材でできており、はがすときの刺激も少なめ。口に貼ることに抵抗がある人でも、就寝時の違和感が出にくい設計になっています。
ただし、風邪や鼻づまりがひどい時には無理に使用せず、あくまで「鼻呼吸ができる状態」で補助的に使うことが基本です。
口呼吸を改善することで、マウスピースの臭い軽減につながるだけでなく、いびきや睡眠の質の向上にも貢献することが多く、健康面でもメリットの大きい対策です。
花粉症シーズンを乗り切るために見直したい生活習慣
マウステープの利用と並行して、鼻呼吸をしやすい環境づくりも大切です。
たとえば、寝る前に蒸しタオルやスチーム吸入で鼻の通りを良くする、外出後には花粉を落とすために鼻うがいや洗顔を徹底するなど、ちょっとした習慣が口腔環境の改善につながります。
また、マウスピース自体のケアも引き続き大切です。
中性洗剤や専用の洗浄剤でやさしくこすり洗いし、しっかり乾燥させて通気性の良いケースに保管する。こうした基本のケアを怠らないことが、においの発生を防ぐ土台になります。
臭いの原因は花粉症かもしれない

マウスピースの臭いの裏には、意外にも「鼻づまり→口呼吸→乾燥→菌繁殖」という隠れた連鎖があります。
特に花粉症の季節は、気づかぬうちにマウスピースが臭いの温床となってしまうリスクが高まります。
もし、朝起きてマウスピースのにおいが気になるようなら、それは体が発しているサインかもしれません。
鼻呼吸を意識し、必要に応じてマウステープなどを取り入れることで、快適な睡眠と清潔なマウスピース環境を手に入れることができるでしょう。
